弾力性の高いマットの上で跳ねるトランポリンは、オリンピック種目にも採用されている立派なスポーツのひとつです。エア遊具などでも楽しめるトランポリンは、トランポリンを使った遊びは子どもにとってどのようなメリットがあるのでしょうか。トランポリンから期待できる効果や注意点もあわせて解説します。
トランポリンが子どもに与える3つの効果
トランポリンは子どもに対して、以下のようなよい効果を与えます。
＜トランポリンが子どもに与える3つの効果＞
- ダイエット効果
- リンパの流れの促進
- 筋力・体幹・脳の強化
それぞれ細かくチェックしてみましょう。
ダイエット効果
トランポリンを利用した運動は「リバウンド運動」と呼ばれ、ダイエット効果に期待できます。ただ飛び跳ねているだけのように見えますが、日常生活では使わない筋肉を使っており、消費できるカロリーも多いです。トランポリンで2分跳ねたときの消費カロリーは「5分のランニング」や「10分のスイミング」と変わりません。
リンパの流れの促進
トランポリンには、老廃物を流す効果があるリンパの流れを促進する効果もあります。リンパ液は血液と違い、心臓がポンプの役目を果たさないため、老廃物は体内に滞ってしまいがちです。一説によると、このリンパの流れを促進するための運動は、トランポリンがもっとも効果的とされています。
筋力・体幹・脳の強化
トランポリンを使ってジャンプをしてから着地をするまでの間には、真っすぐに下りるようバランスを取るためにインナーマッスルを使います。これが子どもの筋力や体幹を強化するために効果的です。さらに、トランポリンは脳の発達を促すともいわれており、集中力や記憶力を養うためにも役立ちます。
トランポリンを使った運動が子どもに効果的といわれる理由
トランポリンがとくに子どもに対して効果的といわれる理由は、次の3つです。
＜トランポリンを使った運動が子どもに効果的といわれる理由＞
- 子どもの筋力を自然に強化できる
- 他人のペースやレベルに合わせることなく
- 運動嫌いな子どもでも楽しく遊べる
それぞれのポイントを順番に解説します。
子どもの筋力を自然に強化できる
子どもは空中に浮きながら体を動かすことにより、バランス感覚や筋力を効果的に強化できます。しかし10歳以下の子どもの場合は筋肉が未発達であり、自力では高くジャンプできません。そこで、補助器具として役立つのがトランポリンです。トランポリンが未発達な筋肉を補助する役割を果たし、空中でしか得られないバランス感覚と筋力の強化をもたらします。
他人のペースやレベルに合わせることなく楽しめる
トランポリンは個人でおこなうスポーツなので、チームスポーツとは違って、子どもが他人のペースやレベルに合わせて運動をする必要がありません。場所が空いていれば好きな時間に、好きなだけトランポリンを楽しめますし、初心者でも遊んでいるような感覚で体を鍛えられます。
運動嫌いな子どもでも楽しく遊べる
人間は「嬉しい」「楽しい」と感じたときに自然と跳ねるような動作を取ることがあります。そのため、トランポリンを使った運動中は、人間が直感的に幸福感を覚えやすいのだそうです。運動が苦手・嫌いな子どもでも、トランポリンなら楽しめる可能性があります。
子どもがトランポリンをする際の注意点
子どもがトランポリンをするときに、保護者が注意すべきポイントとなるのは次の3つです。
＜子どもがトランポリンをする際の注意点＞
- 広いスペースを確保する
- トランポリン自体の安全性を確認する
- 子どもが遊んでいるときは大人が監視する
それぞれをわかりやすく解説します。
広いスペースを確保する
トランポリンを使ったジャンプはコントロールしにくく、思わぬ方向に着地してしまうことがあります。広いスペースが確保されているか、起点から離れた場所にもクッションが敷かれているかを確認しましょう。また、周囲に障害物があると激突する恐れがあるため、余計な荷物などは遠く離れた場所に置いてください。
トランポリン自体の安全性を確認する
トランポリンはデリケートにできているため、子どもが使う前に不具合がないかどうかを確認しましょう。主なチェックポイントは、バネが外れていないかどうか、カバーに破損が見当たらないかどうかなどです。
子どもが遊んでいるときは大人が監視する
先述したように、トランポリンを使ったジャンプにはコントロールが効きにくいです。とくに自宅でトランポリンを使う場合、子どもだけで遊んでいると思わぬケガや事故につながる可能性があります。子どもがトランポリンを使っている間は、必ず大人が監視をしながら安全を確保しましょう。
子どもがトランポリンを楽しめる場所はどこ？
子どもがトランポリンを楽しめる場所は次の3つです。
＜子どもがトランポリンを楽しめる場所＞
- 自宅
- 遊技場
- イベント会場
自宅の近くにトランポリンで遊べる場所があるか調べてみましょう。
自宅
小規模ではありますが、家庭用のトランポリンが販売されています。子どもが事故を起こさぬように保護者が監視でき、広くて安全なスペースを確保できる場合は、自宅でトランポリンを楽しんでもよいでしょう。
遊技場
室内アスレチックなどの遊技場には、大規模なトランポリンが設置されていることがあります。子ども専用の施設もあるので、ご自宅から通いやすい場所にトランポリンを備えた施設があるか調べてみましょう。
イベント会場
イベント会場や商業施設では「エア遊具」を使ったイベントがおこなわれることがあります。「ふわふわ」や「スキッピードーム」はトランポリンのように飛び跳ねられる構造で、全体がクッションのためケガをするリスクもほとんどありません。その他のトランポリンと比べて遊びの要素が強く、はじめて遊ぶ子どもにもオススメです。
まとめ
トランポリンには、ダイエット効果やリンパの流れを促進する効果、筋力・体幹・脳を強化する効果があります。運動嫌いな子どもでも楽しみやすいため、イベント会場でエア遊具を見つけた場合は、お子さまにすすめてみてはいかがでしょうか。
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